「赤木!」と「赤木君!」 この違いを英語版では!?
みなさんスラムダンクのこのシーンをご存知でしょうか?
どういうシーンかというと、
手前に写っているリーゼントの男は不良グループの1人です。
この不良グループがバスケ部を襲撃しに来ましたが
桜木やその仲間たちが強くて結構ボロボロにやられてしまいます。
そこへガタイが人間レベルじゃない赤木(ゴリ)が現れたので、この不良は
めちゃくちゃ焦って謝ろうとしています。
最初は「赤木!!」と言いましたが気を使って丁寧に
「赤木君!」と、君付けに直していますね。
このシーンは英語版ではどうなっているんだろうと思いませんか?
だって英語には「君」とか「ちゃん」とかいう表現はありませんから。
では英語版を見てみましょう。
"AKAGI !!" から "AKAGI SIR !!" そして "MISTER AKAGI SIR !!" です。
なるほど~。うまいな~と思いました(笑)
sir(サー)とは男性への丁寧な呼び方の表現です。
例えば生徒が先生を呼ぶときは"Sir !"って言ったりします。
あとはレストランとか行ったら店員さんは結構 "Sir" つかいますねー。
"May I help you sir?" とか "Excuse me sir"みたいに言います。
あとみなさん"Yes sir !!" (イェッサー!!)って聞いたことありますよね。
軍隊なんかで上官に命令されたらこう答えます。
この "sir" をつけることによって「○○君」の代わりにしたんですね。
さらに "Mister" (ミスター)も付けて3段階で丁寧にしています。
ただ少し気になるのは日本語では呼び捨てから君付けにすることで
丁寧な言い方にしていますが、
英語版の "sir" は丁寧どころか相手を敬うような表現ですから
日本語で言うと「○○様」みたいなもんです。
つまりあのシーンを訳すと
「赤木様!!もう去りますのでどうかお見逃しください!!赤木様!!!」
みたいな感じになっちゃうんじゃないでしょうか(笑)
ちょっと日本語版とは丁寧具合が違っちゃいますね(笑)
でも実際この英語訳が最良だと思うのですごいと思います!!
というわけでもし誰かを怒らせてしまったら
名前に "Sir" をつけるのを忘れないようにしましょう!!(笑)