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英語が分からなくても楽しめる記事を書いています!日本の漫画の英語バージョンにはカッコいいセリフや変な訳され方、ニュアンスの違いなどがたくさん見られる。面白いのをピックアップして紹介しています。

英語版の安西先生はとても厳しい!てか口が悪い!!?流川の留学相談への返答(笑)

今回はスラムダンク英語版から

翻訳のニュアンスが全く違う!!っていう場面を紹介します!!

 

てかセリフのニュアンスが変わりすぎちゃって

キャラの性格も違って見えちゃってるんですよねー(笑)

 

 

その性格変えられちゃったキャラっていうのは安西先生なんですけど。

 

 

安西先生って昔はめちゃくちゃ怖いコーチとして有名で鬼のような人だったので

白髪鬼(ホワイトヘヤードデビル)と呼ばれていたんですよね。

 

でも今はとっても穏やかで優しい人になって

白髪仏(ホワイトヘヤードブッダ)と呼ばれるようになりましたね。

 

花道にあごをボヨンボヨンされてバカにされまくっても笑っています(笑)

口調もずっと穏やかで丁寧なんですよねー。

 

 

そんな白髪仏のはずの安西先生が英語版の翻訳によって

なんか口悪いやな奴になっちゃってるんです!!

 

 

 

とりあえず日本語版のシーンを見てみましょう!!

 

 

 

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「私は反対だ」

 

これは流川が「アメリカにバスケ留学しようと思います」という

相談をしに来た時で、安西先生がこう返答したんですね。

 

 

安西先生は昔とても才能のあった教え子が突然アメリカに留学してしまって

その教え子がアメリカでうまくいかず最後には死んでしまった

という過去を持っているんですよね。

 

それで流川に同じようなことになってほしくないと思って

もう少し日本で頑張ってからにしよう、ということで

この流川の相談には反対したわけです。

 

 

そして英語版では安西先生はこう言っています!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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"I think that's a terrible idea."

 

・・・いや、言いすぎだろ!!

 

 

この英語分かりますか?

 

"terrible" は「ひどく悪い、とても不快な」という意味です。

 

"bad" 「悪い」は皆さん分かりますよね?

"terrible" はその最強版みたいな感じです!!

 

「ひっどい!、最悪な!」っていう感じですよー。

 

なので "terrible idea" は「ひどい考え、最悪な考え」ということ。

 

 

"I think that's a terrible idea." で

「私はそんなもの最悪な考えだと思うよ」です!!

 

日本語版ではちょっと反対してただけですよ!!?

なのに英語版では完全否定しちゃってます!

しかも "terrible" なんて悪い言葉使って。(笑)

 

 

「私は反対です」って言われたら理由を聞きたくなりますけど

「最悪な考えだな」って言われたらとりあえずムカついちゃいますよね!

 

 

いやー、英語版の安西先生ちょっと嫌なやつですねー!!(笑)

そんな言い方しなくてもいいのにねー!!

 

 

「私は反対です」だったらふつーに

"I disagree with it." とかでいいんじゃないのかなー。

 

 

というわけで今回はセリフの翻訳のニュアンス違いで

安西先生がちょっと口悪くなっちゃった話でした!!