漫画を英語で。COOL JAPAN!!

英語が分からなくても楽しめる記事を書いています!日本の漫画の英語バージョンにはカッコいいセリフや変な訳され方、ニュアンスの違いなどがたくさん見られる。面白いのをピックアップして紹介しています。

エースの背中のシンボルは世界でNGだった!!?ワンピース英語版!!

今回はとっても面白いネタを発見しましたよーー!!

 

"Funny" じゃなくて "Interesting" な面白さです!

つまり笑えるやつじゃなくて興味深い面白さですね。

 

 

ワンピース英語版の中で、世界の宗教的?な都合によって

作品を一部変えられてしまったところがあったんです!!

 

英語版の漫画を読んでいたらいつかは絶対こういう

国による価値観の違いによって生じる問題が出てくると思っていました。

 

 

そしたらなんと!!

あの超有名で超人気のキャラ、エースにそういう問題があったんですねー。

 

 

 

まずはこのシーンを見てください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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このシーンがいつのかはわかりますか?

 

アラバスタに入ったばっかりの時にエースが登場しましたね。

エースはご飯をバクバク食いまくっていて、その途中でいきなり

爆睡して周りの人を驚かせたりしてました。

 

その時の英語版のシーンですね。

これはエースの後ろ姿です!

 

背中には白ひげ海賊団のマークが描いてありますね。

 

 

そして注目してほしいのはこのコマの一番上にある注釈です!!

 

"Symbol on his back is an ancient buddhist symbol, not a swastika."

って書いてありますね。

「彼の背中のシンボルは古い仏教のシンボルです。スワスティカではありません。」

という意味の英語です。

 

 

この注釈は日本語版のシーンには入っていません。

ではなぜ英語版のほうにだけこんな意味わからん注釈が入っているのでしょうか?

 

それにはとっても興味深い理由があったんです!!!

 

 

 

 

まずみなさんが気になると思うのが「スワスティカ」ですね。

これは、まんじ「卍」という意味なんですが

ヒンドゥー教やら仏教やらで使われるシンボルなんですねー。

 

ですがこのスワスティカを欧米の人が見たら多くの人が

ヒンドゥー教や仏教ではなくあるものを連想するそうです。

 

 

 

 

 

それが「ナチス」です。

このスワスティカはあのナチスのシンボルでもあったんですね。

 

ナチスはわかりますか?

またはヒトラーってわかりますか?

 

ここでナチスについて説明するとめっちゃ長くなっちゃうし

めんどくさいんでしません。

なのでめちゃくちゃ簡単に言いますね!

 

「ヒトラー」については

「昔のめっちゃくちゃ残虐な偉い人」というイメージで!

なんか偉くて権力のある人なんですけど、

すごい差別をしたり残虐な大量虐殺をした人なんです。

 

そのヒトラーがリーダーをやってる政党の名前が「ナチス」です。

 

 

事実かどうかは別として世界の人たちのイメージでは

「ナチス」とか「ヒトラー」っていうのは

とっても残虐で歴史的大犯罪者、みたいな感じなんですねー。

 

 

 

そして話は戻りますが、エースの背中のマークです。

エースの背中にはその「歴史上もっとも残虐な組織」の

シンボルマークが描かれていたわけですねー。

 

 

これってなんかやばそうな感じがしますね。(笑)

 

 

でもわれわれ日本人にとっては「卍」を見ても

まったくそんなイメージはわきませんね。

 

でも欧米の人たちにとっては大きな問題になりかねないことのようで

あのように注釈が入れられたんですねー。

 

「彼の背中のシンボルは古い仏教のシンボルです。スワスティカではありません。」

っていきなり不自然ですけどね。(笑)

 

しかも絶対作者はこのマークを仏教のシンボルだと思って書いてないですよね(笑)

 

だって僕も「卍」はなんかちょっとかっこいいマークだという

認識しかありませんでしたし。

 

 

 

 

そしてそして!!ここからがもっと問題です!!

 

その後しばらくして、エースが登場したときのシーンを見てみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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変えちゃいましたー!!!

 

スワスティカじゃなくてただの十字になってます!!

 

 

 

それほど大きな問題だったんですかねー。

 

これは英語版のほうで勝手に絵を変えちゃった!っていう話じゃなくて

原作自体がですからね!?

 

ワンピースはもう世界中で読まれている漫画ですから

こういう部分は変えさせられちゃうんですねー。

作者さんがかわいそうです。

 

 

ただ白ひげのマークをかっこいいと思って卍でデザインしたら

それは歴史上もっとも残虐な組織のマークで

最終的には絵を変えさせられちゃうっていうね。(笑)

 

 

 

というわけでエースの背中のマークが世界ではNGだったお話でしたー!

 

 

「湿っぽいのはキライでね」ドクタークレハの名言をワンピース英語版で!!

今日はドクタークレハの名言を紹介しまーす!!

 

2つ一気に紹介しますよー!

両方ともチョッパーとのお別れのときに言ったやつです。

 

 

ドクタークレハってドクトリーヌという名前もありますよね。

チョッパーはドクトリーヌって呼んでます。

てかチョッパーしかその名前は使ってないような気がする。

 

で、思ったんですが、ドクトリーヌってどういう意味ですか?

誰か教えてください・・・(笑)

 

 

 

 

まーそれは置いといて。名言についての話ですね。

 

チョッパーとのお別れのときに言った2つの名言と言われて

両方ともわかっちゃった人もいるんじゃないかと思います!!

 

両方とも泣けるシーンなんですよねー!

特に2つ目はみんなが泣いた名シーンだと思います!!

 

 

 

とりあえず1つ目のシーンを見てみましょう!!

 

 

 

 

 

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「湿っぽいのはキライでね」

 

 

チョッパーがドクタークレハと一緒に住んでたお城を

飛び出した直後のシーンです!

 

チョッパーがルフィたちと一緒に海に出たいと言ったら

ドクタークレハは猛反対してブチギレるんですよね。

 

そして包丁だかメスだかを投げつけまくってチョッパーを

追い出したようなお別れだったんです。

 

その直後にドクタークレハは涙を流しながら

「湿っぽいのはキライでね」という名言を言いました!!

 

 

この人はいわゆるツンデレなんですね!!

あんだけブチギレて追い出したくせに結局泣くほど寂しかったんです。

 

 

そして英語版のシーンがこちら!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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"I don't klike... ...tearful farewells."

 

英語版のセリフもすごく好きです!

そのままの意味で訳されていますね!!

 

 

"tearful" は「涙を誘う、泣ける」という意味です。

"farewell" が「お別れ」という意味。

 

なので "I don't klike... ...tearful farewells." は

「私は好きじゃないんだ・・・涙を誘うようなお別れは。」

という感じになりますね!

 

"farewell" という単語は実際によく使う単語なので覚えたらいいと思います!

特によく使う形が "Farewell party" 「お別れ会」です。

 

留学先で友達の一人が帰国するときなんかにみんなで

"Farewell party" をしよう!っていう話になりますよ!

 

 

 

 

 

続いて2つ目のシーンも見てみましょう!!

 

 

 

 

 

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「行っといで、バカ息子・・・」

 

 

このシーンは本当に号泣するところですね!!

ワンピースの中でもトップレベルの名シーンです!!

 

 

さっき紹介したドクタークレハが泣いているシーンの後で

チョッパーはルフィたちと旅立つんですが、その時に

ドクタークレハがチョッパーのために桜を咲かせましたね。

 

ドクターヒルルクが命を賭けて開発した人工の桜です。

 

そして「行っといで、バカ息子」とつぶやきました。

 

 

漫画は白黒なので分かりずらいですがこのシーンの

ボヤッっとした丸い部分はきれいなピンク色になっていて

巨大な桜の木みたいに見えるんですよね!!

 

どうにかしてこの1ページだけでもカラーにしてほしかった!!

 

たまーに単行本でもカラーのページが入ってる漫画って

あったりするじゃないですか。

 

だからワンピースでもできなかったのかなーと思いますよねー。

 

 

 

・・・

 

英語版のシーンを見てみましょうか。(笑)

 

 

 

 

 

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"Go on... ...you foolish boy."

 

 

この英語訳はとっても素晴らしいと思います!!

原作のセリフの雰囲気が完全に表現できている!!

 

なんかドクトリーヌが寂しそうにつぶやく感じですね。

 

 

"go on" は「~し続ける、進み続ける」という意味です。

このセリフでは「進め!」みたいな感じですね。

 

"foolish" は「愚かな、バカな」です。

 

"boy" は「男の子」という意味で知っていると思いますが

「息子」という意味で使うこともできるんですよー!

 

ということで "Go on... ...you foolish boy." は

「進め!バカな息子よ。」という意味になります。

 

 

僕はこの "Go on" がすごくカッコいいと思いますねー。

みなさんもこれはぜひ使えるようにしといた方がいいと思いますよ!

 

僕がこの "Go on" という表現を知って好きになったのは

ジャニーさんのエピソードを聞いたのがきっかけなんですよねー。

 

はい。あのジャニーズのジャニーさんです。(笑)

 

 

どこでこのエピソードを知ったかは覚えてませんが

Kinki kidsの堂本光一さんが舞台をやるときに

ジャニーさんに心得として "Show must go on !!" と

言われた。みたいな話だったと思います。(かなりあいまい)

 

"Show must go on !!"

つまり「ショーは続けなければならない!!」です。

 

舞台やコンサートは生ですからハプニングがつきものです。

それでも中断せずにお客さんにショーを見せ続けるのがプロだ!

ってことですねー。

 

これ聞いたとき、かっけ~!!って思いましたよ(笑)

 

光一さんはこの "Show must go on" という言葉を

とっても大事にしているみたいです。

 

 

これ読んだらもう "go on" の意味は覚えちゃいますよね?

「~し続ける」です!!

 

 

 

ということでドクタークレハの名言を2つとなぜか

ジャニーさんと堂本光一さんのエピソードでしたー!!

 

 

「おれ達がここで死んだら!誰があいつをぶっ飛ばすんだ!」ルフィの名言をワンピース英語版で!

さー今回はルフィの名言です!!

 

ルフィの名言はいったい何個目の紹介ですかねー。

あいつ名言ばっか言ってやがりますからねー。

ほんとうにかっこいいのとか泣けるのとかばっか言ってやがりますからね。

 

 

今回のはアラバスタ編での名言です!

 

アラバスタ編の中だけでも何個も名言出てますよねー。

あいつ名言ばっか言ってやがりますからね。

 

 

このシーンです!!

 

 

 

 

 

 

 

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「おれ達がここで死んだら!誰があいつをぶっ飛ばすんだ!!」

 

 

このセリフいつ言ったやつだか覚えてますか?

 

 

あのクロコダイルに捕まった時の海牢石の檻の中ですよ!!

スモーカーとかと一緒に入ってたやつね。

 

檻の外にいたのはビビだけでビビが一人でどうにかしないと

ルフィたちがみんな死んでしまう状況まで追い詰められていました!

 

ビビはいろいろと頑張ってみたんですけど結局

どうにもならなくてもうくじけそうになってたんですよねー。

 

そこでルフィがビビに向かってこの名言を放ったわけです!!

 

 

「俺たちがここから出られないで死んじまったら

もうクロコダイルを倒すやつがいないだろ!

だから何とかして俺たちを出してくれ!」ってことを言っているんですね。

 

 

 

それではワンピース英語版を見てみましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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"If we die here... ...Who's gonna kick his butt?!!"

 

 

まーポイントは "kick his butt" ですよね。

でもとりあえず最初から見ていきましょう!!

 

"If we die here" 「もしおれ達がここで死んだら」

これは原作のまんまですね。英語も簡単です。

 

"Who's gonna"

この "Who's" の s は is の略です。つまり "Who is gonna"

 

で、 "gonna" は "going to" の略です。つまり "Who is going to" となりますね。

こういう勢いのあるセリフとかではこういう風に

略語を使っていくと勢いのある感じが出るんですねー。

 

 

そして "kick his butt" です。

"butt" は辞書で調べたらなんかいろいろよくわからん意味があったんですが

僕が知っていて聞いたことのある意味は「ケツ」です!!

 

「ケツ」っていうのは「おしり」のことです。

なぜ "butt" が「おしり」というより「ケツ」なのかというと

ちょっと下品というか、俗語的な単語なんですよ。

 

なので "kick butt" は直訳では「ケツをけっ飛ばす」となるんですが

ふつーは「やっつける、ぶっ飛ばす」という意味で使われます。

 

 

なので "kick his butt" は「あいつをぶっ飛ばす」ということで

原作と同じ意味のセリフになりますね!!

 

 

この "kick butt" っていう表現ですが英語版の漫画には

結構よく出てくるんですよねー。

 

でも先ほど言ったようにこの表現はちょっと荒い言葉で

下品なのでちゃんとしたニュアンスのわからない我々は

あまり使わないほうがいいと思います。

 

 

まー仲のいい友達とノリで使うならOKですね!!

"I will kick your butt !!" って感じで。

「お前ぶっ飛ばすぞ!!」って感じで。