スラダン英語版、ドリブルの音がおかしい!? 「心臓音、ビンタ音」もちょっとおかしい!
スラムダンクを読んだことのある人や、バスケ経験者は知っていると思いますが
バスケのドリブルでボールをつく音は擬音でよく
「ダムダムダムダム」と表されることが多いです。
全然知らなかった人は違和感があるかもしれませんが
スラダンのファンにとってはこれが普通の音で何の違和感もありません。
ちなみに日本語版のスラムダンクの中ではドリブルの音は
ほぼすべて「ダムダム」になっていると思います。
ですが!!
この日本語版の擬音に違和感を覚えているようでは
英語版の擬音には耐えられないでしょう・・・(笑)
はい。・・・・・・・"PAA PAA PAA PAA"
「ぱ~ぱ~ぱ~ぱ~」です。
衝撃ですね。いったいどうやったらドリブル音が「ぱ~ぱ~」に聞こえるのか。
まーでも擬音っていうのは国それぞれの文化なので
違う国の擬音がおかしいと思うのは当たり前のことなんですけどね。
それにしても「ぱ~ぱ~ぱ~ぱ~」はないだろ!!と思いますが(笑)
おまけで変な「心臓の音」を見つけたので紹介しちゃいます!!
それではまずは日本語版のシーンから。
こちらは県大会ベスト8の湘北対翔陽の試合で桜木が最後に
ダンクシュートを思いっきりぶちかましたがファールになり退場したシーンです。
自分のダンクで会場が一気に湧きあがり桜木は興奮して
心臓が「ドクッドクッ」と強く鳴っている様子ですね。
日本語版では「ドクッドクッ」だった心臓の音は英語版では
どうなってしまっているのでしょうか!?
"TH-THUMP TH-THUMP TH-THUMP" って書いてありますね・・・。
なんか読み方すらよくわかりませんが(笑)
たぶん「スサンプ スサンプ スサンプ」って読むんだと思います。
これはー・・・変ですよね??(笑)
我々日本人からしたら心臓の音がスサンプって絶対おかしいですよね!!
桜木がセリフで
"I can hear my heart pounding." 「心臓の音が聞こえる」
って言ってますが、そう言われてなきゃ心臓の音だってことがわかんない!!
でもこれがアメリカ人にとっての心臓の音なんだと思います。
やっぱり外国の擬音って面白いものばっかりです。
このままもう1個紹介しましょう!!
英語版のスラムダンクを読んでいたらビンタをするシーンがありました。
その時の音がちょっと面白いことに気付いたので紹介します。
不良だった三井が木暮にビンタをするシーンと
その三井にゴリがビンタをするシーンです。
ビンタの効果音に注目してください!!
上のシーンでは「バシィッ」→"SMACK"(スマック)
下のシーンでは「バチン」→"SMACK" になっています。
まあビンタの音が「スマック」っていうのはそこまで変な感じはしないですね。
他にもっと明らかにおかしい擬音は大量にありますから(笑)
ですが問題は、この"Smack" という単語!!
実は「平手打ちする」「ビンタする」という意味の単語なんです。
日本語の擬音「バチン」とか「がしゃーん」とかいろいろありますが
それらには別に意味なんてないですよね?
ただ単に音をあらわして作られたものです。
ですが英語では意味のある単語を音として使っちゃうことがしょっちゅう!!
このシーンではビンタをした音が「ビンタをする」になってるんですよ!?
僕の言っていることの意味が分かっていただけたでしょうか(笑)
人間のほっぺたをビンタしたら「びんたをするっ」って音が聞こえますか?(笑)
こうやって英語版の漫画を読んでいると逆に
日本語の擬音の豊かさに気付かされますよ。
他にもこのようなタイプの音がたくさんあるので今後紹介していきます!!